民主主義 democracy 2005 2 27
民主主義が多数決であることは、誰でも知っているでしょう。
つまり、多数派が勝つということです。
それなのに、なぜ、若者は、わざわざ少数派になろうとするのか。
ただでさえ、少子化によって、若者は、少数派なのに、
選挙に行かなければ、余計に少数派になってしまいます。
急速に進む高齢化によって、
かつての日本と違って、
急速に高齢者が多数派になっていくでしょう。
こういう状況では、
若者に優しく、高齢者に厳しい政策は取れないでしょう。
そうした政策を取れば、政党は選挙で負けるでしょう。
結果的に、どの政党も、
若者に厳しく、高齢者に優しい政策を取るでしょう。
そうでなければ、選挙に勝てないからです。
若者が選挙に行かないならば、
「若者に厳しく、高齢者に優しい政策」が、一層、進むでしょう。
そうすると、若者から不満の声が上がるでしょう。
しかし、「文句があるならば、選挙に行く」というのが、
民主主義国のルールです。
選挙を棄権するということは、政権党に、すべてを白紙委任することになります。
つまり、「どうぞ、私たちを、煮るなり、焼くなり、自由にしてください」ということです。
将来は、社会保障の負担増に加えて、消費税の増税があるでしょう。
しかも、消費税が増税なのに、所得税まで増税になってしまうでしょう。
(本来は、消費税を増税にしたならば、所得税は減税すべきです。)
もうひとつ加えるならば、将来、徴兵制があるかもしません。
自衛隊のイラク派遣を見れば、わかるように、
もはや自衛隊員は、「安定していて安全な公務員」ではなくなったのです。
こうなると、自衛隊員の募集に苦労することになります。
だから、韓国のような徴兵制が行われるかもしれません。
そして、日本は、男女平等社会ですから、女性も徴兵されます。